『服音。』から『福音。』へ

UK伝説のレーベル『Rough Trade<ラフ・トレード>』のアーテイストまとめ

ラフ・トレード40年の歴史は、ジェフ・トラヴィスという1人の男がイギリスはロンドン西部に開店させた1つのレコード店から始まった。1976年のことだ。

やがてレーベルとしての力を手にしたラフトレードは、80年代にデビューした『ザ・スミス』を筆頭に、次々とヒットアーティストを世に送り出し、イギリス音楽シーンに大きな影響を与え続けた。

90年代は一時財政難に陥るも、2000年代に突入するとスロトークス、リバティーンズ、ガレージロック・リヴァイヴァルの旗手を世に送り出し、再び世界の音楽シーンを揺るがし牽引した。

そんな伝説のレーベルに所属した、所属しているアーティストをご紹介するのがこの記事。

<ラフ・トレード>に所属していた(る)伝説的アーテイスト>

THE LIBERTINES<ザ・リバティーンズ>

The Libertines – Don't Look Back Into The Sun (Official Video)

リバティーンズ!リバティーンズですよみなさん!

…失礼しました。

「海外で一番好きなバンドは?」と聞かれれば間髪入れずに「リバティーンズ!」と答えるほどリバティーンズが大好きなので、つい…。

2002年のデビューから僅か2年足らず、2枚のアルバムと6枚のシングルのみで全世界のロックキッズのハートに火を灯し、さらには彼らのファッションは当時のディオールオムのデザイナー、エディ・スリマンによってサンプリングされ、結果として世界のファッションシーンをも変えてしまった…。

作詞作曲を行うのは、バンドの中心メンバー、ピート・ドハーティとカール・バラーは21世紀のレノン&マッカートニー(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー)、グリマーツインズ(ミック・ジャガー、キース・リチャーズ)と称されるほど。

ドハーティ&バラーが紡ぎ出す、ロンドンの喧騒、情景、空気、匂いを真空パックに詰め込んだかのような極上のメロディ。

ヘロヘロで前のめりでとんでもなくヘタクソなピートとカールのツインギター。

取っ替え引っ替え、取っ組み合いのように変わっていくツインボーカル。

楽曲・ルックス・バンドストーリー、ロックバンドにとって大切なものが余すことなくすべて詰め込まれたバンド、ザ・リバティーンズ。

THE STROKES<ザ・ストロークス>

The Strokes – Last Nite

リバティーンズやホワイトストライプス同様に21世紀のガレージロック・リヴァイヴァルの旗手として世界の音楽シーンを根本から更新したバンド、ザ・ストロークス。ニューヨーク出身の若き5人はたった一枚の作品で、文字通り世界を変えてしまった。

彼らのデビューアルバム『IS THIS IT?』が世界に与えた影響は計り知れない。

彼らのデビュー前まで隅っこに追いやられていたロック、もはや古臭く埃臭いものだとされていたロック。1990年代後半〜彼らのデビューまで、ロックはまさに冬の時代を迎えていた。

ロック史ではよくこんな言い方をする。“ストロークス以降”。ストロークスの登場はそれだけロックシーンにおいてセンセーショナルで驚くべきものだったのだ。

本国アメリカよりも先に、イギリスで人気に火がついたストロークス。デビューアルバムがリリースされたのはもちろん、ラフ・トレード。

ニューヨークパンクのどこか冷めたようなインテリジェンスと絶妙なバランス感覚。

シンプルなビート、ソリッドなギター、ジュリアン・カサブランカスの唯一無二の歌声。

THIS IS COOL。

The Smith<ザ・スミス>

The Smiths – This Charming Man (Official Music Video)

スミスというのは、イギリスにおいて最もありきたりな性なのだそう。
つまり日本でいえば、「ザ・田中」みたいなニュアンスなのでしょうか?
なんというか、じつに英国人らしいウェットなユーモアが込められたバンド名です。

バンド名だけではなく、ヴォーカルのモリッシーによって歌われる詩は、当時のイギリス社会批判や恋愛が下手くそな青年(モリッシー自身)の心情が、螺旋状にひねくれ曲がった皮肉と屈折したユーモアで綴られています。

そしてモリッシーの相棒、ジョニー・マーの流麗なギターサウンド。

実質的な活動期間はわずか5年ほど。
しかし、今尚絶大な人気を誇る伝説のバンド、ザ・スミス。

Goat Girl<ゴート・ガール>

Goat Girl – The Man

イギリスミュージックシーンの最前線サウスロンドンから現れたガールズバンド、ゴートガール。

エレクトロポップ、ジャズ、ブルース、はてはボサノヴァまで!多様なジャンルをインディーロックでまるっと味付けした1stアルバム(2018年リリース)のクオリティは、すでに新人バンドの域を超えています。

そんなゴートガール、ライブもやばいです。
2018年6月の初来日公演、観に行きました。
「リバティーンズじゃん!」と思いました、彼女たちのステージ。本気で。

“2010年代のリバティーンズ”、“女版リバティーンズ”etc、UKインディーロック界ではすでに使い古されてしまった“まるでリバティーンズ”という形容詞。

でも、ゴートガールはまじでリバティーンズです。
リバティーンズ好きすぎてイギリスまでライブ観に行く僕が言うんですから、間違いありません。

ラフトレードの偉大な先輩を、超えろ!ゴートガール!

Benjamin Booker<ベンジャミン・ブッカー>

Benjamin Booker – Violent Shiver

現代最高峰のギタリストにして全米ナンバーワンアーティストのジャック・ホワイトからその才能を絶賛された新時代のギターヒーロー、ベンジャミン・ブッカー。

彼の出身地でもあるアメリカはルイジアナ州の風を感じさせる乾いた無骨なハスキーボイス、そしてブルージーなギターサウンドで鳴らされるのは飾りっ気なしのオールド・ロックンロール。

R&B、ブルース、カントリー、そしてロックンロール。
自身のルーツミュージックに対しての敬意と、それらを吸収して新しいものを生み出してやろうとする情熱、これでまだ20代半ばだというのだから驚きです。

アラバマシェイクスあたりが好きな方にはどストライクなはず!

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